HANAMAKI NURSING COLLEGE

校長 大島俊克

看護師の道を
目指す皆さんへ

校 長 大島 俊克

 看護師という職業は、病気に悩む患者さんの為に、ナイチンゲール誓詞で示されるような、利他の精神で援助や奉仕をする崇高な職業であります。ともすれば、自分さえ幸せであれば良い、自分だけは苦労したくないというような風潮が蔓延する社会で、あえて看護師の道を選択されようとする皆さんに敬意を表したいと思います。

 本校が設立されましたのは1975年(昭和50年)4月ですが、前身である花巻産婆看護婦学校が設立されたのは、1925年(大正14年)3月でありますから、90有余年の歴史がある岩手県内でも有数の伝統校であります。岩手県はもとより各地で活躍する優秀な看護師を多数輩出してまいりました。総看護師長や看護師長として指導的立場となっている人も少なくありません。

 創立以来、「愛は人を癒し、誠は病を治す」という本校の基本理念に基づいた看護教育を一貫して行っており、本校卒業生は礼儀正しく、素直であるとの評価をいただいています。

 看護教育に関して、本校では学校教員が研修に積極的に参加しており、最新の医療・看護知識を学生に還元できるように配慮しております。また、実習器具やパソコン等の教育設備に関しても常々充実を図っています。

 学校行事では、高村祭、花巻まつり等様々な行事を通して、地元の方々との交流を図っています。これらの行事への参加は学生生活を豊かなものにし、また協調性や社会性を養うことができます。

 本校では、将来看護師として社会で活躍したいという皆さんの夢の実現に向けて、教職員一同が一丸となり、人間性豊かな看護師の育成に取り組んでいます。